懐かしい商品のイメージ

懐かしい商品のイメージ

最近では、インスタントラーメンやドーナツ、お菓子など“復刻版”の商品が発売され、話題になっています。
ちょっと前はよく見かけたのに、そういえば最近見ないな・・・という商品があると思います。
まずは、販売終了した商品ブランドに対して、如何なるイメージを抱きつくか聞いてみました。

 

 

では、学習雑誌の「学習」と「科学」です。
当時のコマーシャルでも有名だった、専門販売員「学研の中年」によって訪問販売を通していました。
「学習」の内容は国語と社会が中心となっており、「科学」の内容は算数と理科が中心です。
さまざまな実験キットの付録が近づくのを楽しみに待っていた人も多いでしょう。
また、学習指導要領に対応しているので、みんなから親しまれ記憶に残っている雑誌ということで、ブランディングを確立しました。
但し、少子化が進みライフサイクルが変化したことなどで、徐々に販売部数が減少し、2010年3月で休刊となりました。

 

 

次は、印象に残るコマーシャルについてです。
多くの人が覚えていたのは、「はちみつレモン」と「楊夫人(マダム・ヤン)」でした。
印象に残るCMは食品が多いようです。
次に多かったのは、1981年に発売されたホンダの「シティ(CITY)」です。
背の高いるユニークなデザインで人気を博しました。
また、イギリスのバンドが出演したCMは大変インパクトがありました。

 

 

さらに、「S&B 5/8チップ」と「プリントゴッコ」のCMも30%以上の人が覚えているようです。
「S&B 5/8チップ」は、1979年に発売され大ヒットを飛ばしたポテトスナックです。
タレントや人気キャラクターを起用するなど、CMのバリエーションが豊富でした。

 

 

「プリントゴッコ」は1977年から製造された、家庭用の小型印刷機です、全盛期には年賀状印刷の定番として大人気がありました。
年末に年賀状を家族みんなで作成していた家庭も多いでしょう。
プリントゴッコのCMが流れると、「再び年末だ、年賀状作らないと・・・」と感じたものです。
結果として、販売終了となってしまいましたが、当時はみんなから支持されてあり、ブランディングを確立したと言えるでしょう。

 

 

 

復刻を期待されるブランド

商品ブランドの復刻に対する消費者の期待はどうでしょう。
多くの人が復刻を願っているブランドは「はちみつレモン」です。
この商品は、1980年代〜90年代にかけて評判になった、レモン果汁をハチミツで軽く味付けした清涼飲料水です。
後に、各社が参入することになりますが、最も1986年に発売されたサントリーの「はちみつレモン」は、1989年に大ヒットしました。
その後「なっちゃん はちみつレモン」と統合しましたが、2003年で販売終了となりました。

 

 

ところで、「はちみつレモン」はとてもわかりやすいネーミングですが、「はちみつ」と「レモン」という一般名詞を並べているため、登録商標を得ることができませんでした。
そのため、市場にさまざまな「はちみつレモン」が出てきたのです。

 

 

そのほかには、学研の「学習」と「科学」、エスビー食品の「S&B 5/8チップ」なども復刻を狙う人が多く、それなりに定番ブランドとして定着していたことがわかります。

 

 

一方、復刻への期待がそんなになかったのが「プリントゴッコ」です。
プリントゴッコのことが気になっている人は少なくないのですが、復刻やるという意見はわずかなようです。
発売を通して以来、インクを開発したり写真印刷に対応したり、機能の進化を続けて、ブランディング戦略を図ってきましたが、インクジェットプリンターやパソコンの普及を通して、需要はゆったり減少していきました。
そうして、2008年に販売終了となってしまいました。

 

 

このように、気になっているブランドや当時ファンであったブランドも、それほど復刻を期待されているわけではないようです。
技術の進化と直接関係する機器などについては、デザインは変わらなくても、内容が改められていないと、復刻への期待は低いようです。
逆に、お菓子や清涼飲料については、復刻への期待も高いようです。
最近話題となっている復刻商品の多くが食品であることからも納得がいきます。
一度消えてしまって商品でも、復刻させて話題となれば、新たにブランディングの確立がエライと言えるでしょう。

 

 

 

復活した「白い恋人」

銘菓「白い恋人」は、1976年の発売以来、みんなから愛されているロングセラー商品です。
メーカーの「石屋製菓」は、駄菓子店として戦後まも無いころに創業しましたが、じわじわ事業を高級菓子の製造へとシフトしました。
なので目を置きたのは、その
当時ブームを巻き起こしていた“ホワイトチョコレート”です。
これを、手が汚れないように美味しく採り入れることができるように考案したのです。

 

 

「白い恋人」というネーミングは、創業者の趣味がスキーであったこと、札幌冬季オリンピックが開催されたこと、フランス映画「白い恋人たち」が上映されたことなど、“雪”にまつわるエピソードがきっかけです。
このような時運もあって、順調に白い恋人は売上を伸ばし、北海道を代表するスイーツの地位を確立しました。
再び、アジア各国でも多くのファンをもつほどのブランド商品へと成長したのです。

 

 

ところが、2007年にはブランドへの信頼を揺るがす「賞味期限改ざん事件」が起きました。
この大事件により、社長の辞任、製造・販売の100日間の停止と、やっと白い恋人も終わりか・・・という噂も流れました。
この頃は、賞味期限や品質の偽装が多数発覚した時期で、マスコミの報道が過熱し、企業側が徹底的に追及を受け、その多くが撤退したり廃業したりしました。

 

 

では、白い恋人はどうだったのでしょう。
石屋製菓はその責任を追い、大切なブランドを続けるために、経営陣を刷新しました。
個別包装に消費期限を印字したり、コンプライアンス会議を週一度開催したりなど、迅速かつ具体的に対処した上で、「ISHIYA」としてブランディングの再構築に頑張りました。

 

 

その取り組みとは、「ISHIYA」の最新ロゴを制作し、包装もシンプルなものに変えました。
どんどん、一層厳選した原材料を使用するなど、製造・販売の体制を一新したのです。

 

 

このような企業ブランディングの再構築、ますます謙虚な姿勢を貫くことで、販売をゆったり回復させました。
こんな企業姿勢が認められ、消費者は得るようになったのです。
ロングセラーならではの忘れられないネーミングと味が、危機からブランドを盛り返し、再出発した企業ブランドを後押しし、これまで以上のブランドへと飛躍させたのです。

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